賃貸物件探しをしていると、「この物件良いけど、他も見てみたい、でも取られちゃうから仮押さえ(仮予約)しておきたい」といった状況が出てくると思います。
そこで今回は、賃貸物件の仮押さえはできるのか、そしてどうやるのかについてご紹介していきたいと思います。
仮押さえ(仮予約)というシステムはない
まず最初にお伝えしておくと、仮押さえ(仮予約)という概念は無いものと考えてください。
特に、仮押さえしたいと思えるような物件は他の人にとっても魅力的な物件であることが多く、ものすごいスピードで申込みが入るため、管理会社も大家さんもあなたを待ってはくれません。
ですので、基本的には即決で申込むか、頑張って数日だけ待ってもらう交渉をするか(これが仮押さえの概念に近い)の2択になるかと思います。
じゃあどうすれば仮押さえに近い状態を作れるのでしょうか。
いったん申込みを入れて仮押さえに近い状態を作る
仮押さえに近い状態を作るには「いったん物件に申込みを入れてしまい、正式に契約するまでの間で判断する」という方法が有効です。
ちょっと乱暴な方法論にも見えますが、意外とみんなやっているやり方だったりします。
賃貸物件に入居するまでの流れは、基本的には以下のようになります。
- インターネットで物件を探す
- 気に入った物件を扱う管理会社、仲介会社(不動産屋)に連絡する
- 気に入った物件に申込む
- 入居審査を受ける
- 契約する
- 入居する
ポイントは、原則「5.契約する」が完了するまでは、違約金等の費用が発生しないということ。
逆に言うと、申込みを行い、入居審査を通過した状態でキャンセルしたとしても、金銭的な損は発生しません。
ですので、「この物件良いなぁ」という物件が見つかったら、すぐに管理会社や賃貸仲介会社等に連絡を入れ、いったん申込みをしてしまいましょう。
どの程度の期間仮押さえ状態を作れるか
仮押さえ状態を作れる期間、要は別の物件を探すことのできる期間は、大体、申込後2~3日程度ですが、ケースバイケースです。
例えば、その物件が既に空き家状態(人が住んでいない状態)となっている物件に申込みした場合は、入居審査までに1~2日、入居審査が1日程度で、その後すぐに契約手続きに移ることが多いので、実質2~3日程度しか猶予がありません。
逆に、まだ人が住んでいる物件である場合は、大家さんや管理会社もすぐに人を入れる必要もないので、猶契約までの猶予期間は若干余裕が出てきます(それでも1週間程度だとは思いますが)。
以上、「気になった賃貸物件を仮押さえ(仮予約)することはできるのか」についてまとめてみました!
誰かの参考になれれば幸いです。
コメント