転勤等で住んでいる賃貸物件から引越す際は、あらかじめ不動産管理会社と退去予定日を決めます。
ただ、退去予定日を決めた後に、何らかの事情で退去予定日を変更したいというケースもあるかと思います。
今回は「一度決めた退去予定日を変更することはできるのか」について、私の実体験も踏まえてまとめていきたいと思います。
結論:変更することは可能
結論から言うと、変更することは可能です。
というのも、私自身、退去予定日を後ろ倒しに変更してもらった経験があります。具体的には、3月末退去の予定を2週間ほど送らせて4月中旬退去に変更してもらいました。
ただ、これは不動産管理会社側の判断次第なので、確実に変更ができるとは言えません。むしろ、原則としては「変更は不可」となります。
その前提で、あくまで相談・お願いベースで不動産会社等にかけあうことになります。
私が退去予定日を変更した際の例
具体例として、私が退去予定日を変更してもらった際の詳細についてまとめます(長いです)。
退去予定日を延期することになった背景
当時私は、転勤に伴い、住んでいる賃貸物件を3月末に引き払うことになっていました。
「1ヶ月以上前に不動産管理会社に通知しないと違約金が発生する」という契約内容だったので、1ヶ月以上前から不動産管理会社に退去の旨を伝え、退去予定日を「3月末」として合意しました。
そんな中問題が発覚しました。当時の引越しは私の会社が手配する前提だったのですが、その手配が社内処理上の都合で「4月以降にしかできない」ということになったのです。
つまり、3月末に退去としているのに、引越し(の搬出)が4月以降にしかできないという状況になってしまいました。この時点で、退去予定日を4月以降まで延ばしてもらう必要性が発生した訳です。
これが3月中旬頃の状況です。
管理会社に連絡
退去予定日変更の必要性が判明した直後に、不動産管理会社に電話で連絡を入れました。
ことの経緯を謝罪を交えながら正直に説明しましたが、不動産管理会社側はかなり困惑していて、結論から言うと「変更は難しい」という一次回答をもらってしまいました。
というのも、既に次の入居希望者がいたからです。もし入居希望者がいなければ退去予定日の延期はそこまで難しくなかったはずですが、入居希望者がいるとなるとハードルが上がります。
管理会社との交渉
ただ、私としても退去予定日までには引越し(搬出)ができないというどうにもできない事情があったため、この点について交渉、というかお願いを重ねました。
その結果、不動産管理会社側もこちらを不憫に思ってくれたのか、私が引越し可能となるタイミング(4月中旬)まで退去予定日を延長してくれることになりました。
正直、不動産管理会社とのやり取りはかなりストレスフルでしたが(申し訳なさと不安で)、最終的には退去予定日を変更でき、無事引越しもでき、不動産管理会社とも円満にクロージングできたのでハッピーエンド(?)となりました。めでたしめでたし。。
退去予定日 変更交渉時のポイント
不動産管理会社と退去予定日変更の交渉を行う(相談を行う)際に大切だと感じたポイントについて、実体験を踏まえ、念のため以下にまとめておきます。
交渉時のポイント
- すぐに連絡すべし
⇒変更の必要性が生じたら、早急に連絡を入れるべきです。 - 正直に相談すべし
⇒相手も人間なので、正直に謝り、相談するべきです。 - 変更後もなるべく早めに退去すべし(後倒しの場合)
⇒あまり長期の延期は難しいと思われます。
補足:退去予定日の延期に伴う追加家賃
私の場合、退去予定日を後倒し、つまり延期したわけですが、その場合当然ながら追加の家賃が発生します。
こちらは通常、延期した分の日割り家賃となるはずです。私の場合もそのようになりました。
不動産管理会社の判断によっては1ヶ月分等まるまる請求される場合もあるかもしれませんが、基本的には日割り家賃を請求されることになるでしょう。
以上、「退去予定日を変更することはできるのか」についてお伝えいたしました!
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