いざTOEICの試験に申し込んだものの、 なかなか勉強に手がつかず、気づいたら試験まであと数日。。そういった経験はありませんか?
私はありました。
せっかく受験するのであれば、少しでも良いスコアを取りたい。でも勉強期間があまりない。
そんな方のために、今回は、短い期間で効率よくスコアアップを図るための勉強戦略について書いていきたいと思います。
短期かつ高効率でスコアアップを図る勉強戦略
短期間でより多くの得点を狙うには、それなりの勉強戦略をとる必要があります。考え方の基本は「より少ない努力(短い期間)で、より多くの得点を狙うこと」であり、この考えに沿った勉強戦略を採用すべきでしょう。
短期間でスコアアップを図るための勉強戦略について、私の経験則を踏まえ、3つの戦略を紹介していきたいと思います。
はじめに、3つの戦略をタイトルベースでリストアップしておくと、以下のとおりです。
- 戦略1:リスニングパートを集中的に勉強する
- 戦略2:設問数の多いパートを集中的に勉強する
- 戦略3:他パートのスコアアップに繋がるパートを集中的に勉強する
それぞれ具体的に説明していきます。
戦略1:リスニングパートを集中的に勉強する
TOEIC界ではひとつのセオリーになっているかと思いますが、基本的にリーディングセクションよりリスニングセクションの方が点が取りやすいです。
要因のひとつとして、リーディングセクションの方が正答率に対してスコアが上がりにくい点が挙げられます。
分かりやすい例で言うと、リスニングセクションでは数問ミスしても495点満点を取れますが、リーディングセクションではほぼ全問正解でないと満点は取れません。
これはつまり、リスニングセクションの方がより少ない正答率で高得点が狙えるということです。残された期間があまりないのであれば、リスニングセクションを集中的に勉強した方が効率が良いでしょう。
戦略2:設問数の多いパートを集中的に勉強する
同じ時間勉強をするのであれば、より多くのスコアに結びつくパートを勉強した方が効率が良いです。そういう観点では、設問数が多いパートを勉強することも効果的です。
設問数の違いについて、例えば、パート1とパート3が分かりやすいかと思います。パート1は設問が6問しかありませんが、パート3は39問あります。
仮に同じ労力をかけて勉強する場合、パート3の勉強に集中した方が、より多くの得点を狙えることになります。そういった意味で、設問数が多いパートを狙って勉強するのは合理的です。
戦略3:他パートのスコアアップに繋がるパートを集中的に勉強する
試験までの期間が短い場合、必然的に勉強時間が短くなるわけですから、全てのパートを勉強するといったわがままはできなくなるわけです。
ただ、理想的には、全パートの勉強をした方が、それだけスコアアップが期待できます。
このトレードオフを少しだけ緩和できる戦略として「そのパートを勉強することで、他のパートの勉強にもなるパート」を勉強するべきです。
少し分かりづらいので例を出しますが、例えばパート3とパート4、この2つのパートは、パートが違えど内容はほぼ同じですよね。「長めのリスニング」という基本は同じで、後は「話している人が1人か複数か」の違いだけです。
基本が同じであれば、パート3を勉強するだけでも、自然とパート4の力も付くわけです。この関係性は、パート6とパート7(基本は長文読解)、パート1とパート2(基本は短いリスニング)の間にも成り立っていると思います。
短期でのスコアアップに適したパート
さて、前述した3つの勉強戦略を満たすことができるパートがあるとすれば、そのパートを集中的に勉強した方が効率が良いわけですが、そのようなパートはあるのでしょうか。
はい、あります。
結論から言うと「パート3」です。先程の戦略との対応を見てみましょう。
「戦略1:リスニングパートを集中的に勉強する」への対応
パート3はリスニングセクションなので戦略1には当然対応しています。
「戦略2:設問数の多いパートを集中的に勉強する」への対応
パート3は、リスニングセクションの中でも設問数が最も多い39問!こちらの戦略にも対応しています。
「戦略3:他パートのスコアアップに繋がるパートを集中的に勉強する」への対応
パート3はパート4と類似したパートであることから、パート3を勉強することでパート4も同時に強化できます。そういった意味で、戦略3も満たしています。
というわけで、パート3は短期間でスコアアップを図るうえで最も適したパートであると言えそうです。
そうと分かれば、あとはパート3を重点対策パートとして、ひたすら勉強を行うのみ!試験当日まで数日しかないかもしれませんが、スキマ時間も合わせて毎日1時間ほど勉強するだけでも、結果はかなり変わってくると思います。
是非、最後まで諦めず(受験料をムダにせず)に挑戦されることをおすすめします。
現場からは以上です。
コメント
科学的な戦力ですね😋参考になります!
>>ここうちゃさん
コメント頂きありがとうございます!
これからも、なるべく再現性の高い方法論を発信できればと思います。