【TOEIC】速読力を強化してリーディングのスコアを上げるための音読勉強法

TOEIC
過去の私と同様に、「リーディングで時間切れになり、”塗り絵”を量産してしまう」といった悩みを持っている方は多いかと思います。特に、「900点突破を狙う800点台」の方にとっては、塗り絵は致命傷になるので、結構深刻な悩みだったりしますよね。
 
そこで今回は、そんな時間切れを解消するうえで必要な「速読力」を鍛えるという観点で、「音読勉強法」をご紹介したいと思います。

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この記事を書いた人
シフトスイッチ

30代IT系会社員。【略歴】理系院→大手IT企業でSE→マーケター→サービス企画【興味】マーケティング、お金の知識、IT全般【資格】英語系3つ(TOEIC900点含む)、金融系3つ、情報処理技術者系7つ他。

時間切れになってしまう原因

リーディング(特にパート7)で時間切れとなってしまう原因は複数あるかと思いますが、中でも以下のような内容が多いかと思います。
  1. 時間管理が不十分
  2. 解けない問題に必要以上に時間をかけている
  3. 文章を読むために必要な単語、文法の知識が不十分
  4. 文章を読むスピードが遅い
1.と2.については、事前に時間配分を決めたり、「解けない問題は”塗り絵”!」
といったようなルールを作るだけでもある程度改善できます。また、3.については、「そもそも論」の話になるので、まずは単語・文法の勉強を地道にしていく必要があるでしょう。
 
今回言及したいのは、4.についてです。「1.~3.については特に問題ないけど、文章を読むスピードが遅くて時間切れになる!」という方に「速読力を上げるための勉強法」をご紹介していきたいと思っています。

なぜ「音読」が良いのか

そもそも英文を速読するうえで必要となるのは「英語を英語のまま理解する能力」です。私達日本人は英語を読む際、基本的には英語を日本語に変換しながら内容を理解しているため、その変換に時間がかかってしまい、速読が難しくなっているのです。
 
TOEIC800点後半くらいになってくると、英語から日本語に変換するスピードはかなり速くなっているはずなので、「英語を英語のまま理解する能力」が概ね身に付いている状態なのですが、それでもやはり「スムーズに変換できない」場面は多く、文章を戻って読んだり(いわゆる”戻り読み”)、構文を分解しながらじっくり読んだり等、時間を消費してしまうわけです。
 
音読をすると、そういった「スムーズに変換できない」単語や文章を浮き彫りにすることができます。普通に読む際は(つまりは黙読の際は)、読めない単語やなじみのない文章等があっても、文脈から内容を補完して理解してしまうため、結局「分からないことは分からないまま」になることが多いのですが、音読では読めない単語があると先に進めませんし、なじみのない文章にあたると自然とつっかえます。
 
そういった単語や文章を都度その場で潰していくことで、英語から日本語への脳内変換を高速化=英語を英語のまま理解する能力を向上させることができ、結果として速読力の強化が行えるわけです。

「音読勉強法」のやり方

それでは、私のおすすめする「音読勉強法」のやり方をご紹介したいと思います。

音読勉強法に必要なもの

まず、必要なものは以下の通りです。

①教材

模試本等、問題のみが書かれているものが良いでしょう。また、教材は書き込みしてもOK(線を引いてもOK)なものにしましょう。ちなみに私のおすすめは以下の教材です。

②ストップウォッチ

スマホ等のストップウォッチ機能でもいいのですが、手元に独立してあった方がすぐに使えて重宝します。

③調べもの用パソコン、スマホ

読めない単語等をすぐに調べるためです(すごい雑な説明)。

音読勉強法(ステップ1)

音読勉強法は、2つのステップに分かれます。ステップ1では、「スムーズに読み上げることができるようになる」ことを目標とします。逆に言うと、文章の内容を理解する必要はありません。正しくスムーズに英文を読み上げることに集中するわけです。手順は以下の通りです。
  1. 模試1回分のパート7全問を一通り音読する。
    -ストップウォッチで時間を計ります。
    -スムーズに音読できなかった部分に線を引き、その場で読み方を調べます。
  2. 一通り音読し終わったら、タイムを記録する(教材の隅でOK)。
  3. 上記を、ほぼつっかえずに音読できるようになるまで繰り返す。

以上を何度か繰り返していくと、英文の内容を理解できているか否かは置いといて、スムーズに英文を読み上げることができるようになります。このときの読み上げスピードが、あなたが現時点で出しうる「速読スピード」の最大値となります。なぜ最大値なのかというと、実際に速読する際は英文を「理解する」必要があり、英文をただ読み上げるときよりもスピードが遅くなるからです。

音読勉強法(ステップ2)

ステップ1では、英文の内容の理解はせず、ただ単に読み上げることだけに集中しましたが、ステップ2では、英文の内容を理解しながら読み上げていきます。手順は以下の通りです。
  1. 模試1回分のパート7全問を一通り内容を理解しながら音読する。
    -ステップ1で使用したものと同じ問題を使います。
    -ストップウォッチで時間を計ります。
    -スムーズに理解できない単語や文章に線を引き、その場で意味を調べます。
  2. 一通り読み切ったら、タイムを記録する。
  3. 上記を「ステップ1の最速タイム」に近づくまで繰り返す。
 以上を繰り返していくことで、英文の内容を理解しながらスムーズに読み上げることができるようになり、結果として速読力が向上することになります。また、基本的には「黙読時の速読スピード」は「音読時の速読スピード」よりも速くなるため(文章を音に変換するステップが不要なため)、実際のTOEIC試験時は音読時よりも速いスピードで文章を読めるようになるでしょう。
 
 
以上、速読力を上げる「音読勉強法」の紹介でした!
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