短期でTOEIC900点を突破するためには、なるべく効率的、効果的な勉強を行う必要があります。
要は、生産性を上げる必要があります。勉強の生産性を上げる方法論は色々あるかと思いますが、1番簡単な方法は「非効率な勉強を避ける」ことではないでしょうか。
そこで今回は、短期でTOEIC900点突破を目指すうえで「これは避けるべき」と考える勉強のやり方について、3つほどご紹介したいと思います。
TOEIC900点突破に向けて「避けるべき」勉強方法
それでは早速紹介していきたいと思います。
その1:TOEICに特化していない勉強
TOEICのスコアを短期間で上げるためには、やはりTOEICに特化した勉強をするべきです。逆に言うと、TOEIC以外の勉強(英検やTOEFL、英会話等)には手を出さない方が良いでしょう。
私もかつでそうだったのですが、遠回りになりがちな勉強方法として「TOEICの勉強に特化せず、英語力を上げるという信念のもと、全体的な英語学習をする」ことです。
この考え方自体は素晴らしいことで、確かに付け焼き刃の「TOEIC力」を上げるよりも、英語力を上げる方が実用的かつ汎用的なので重要だと思います。
ただ、「TOEICのスコアを上げる」こと、それも「短期でのスコアアップ」が目的である場合は、その考え方が遠回りの原因になる可能性が高いです。
TOEICのスコアを上げたいのであれば、限られた勉強リソース(時間、お金)をTOEICに集中投下すべきです。
その2:やみくもにたくさんの教材に手を出すこと
以前別の記事で「900点突破のカギは質の良い教材を繰り返し解くこと」的なことを書きましたが、これと同じことを逆説的に言っています。
私も経験者なのですが、やみくもに色々な教材を買いまくり、それぞれ並行して進めていく勉強方法は、スコアの伸びが悪くなる傾向にあります。
というのも、それぞれの教材にはその教材独自の戦略があるわけですから、複数の教材を使う=複数の戦略を同時に進めることになり、集中できるはずがありません。
また、教材の質もそれぞれ異なるので、そこにムラが出ると、必然的に勉強の質が落ちます。教材の数の目安としては、各パート1種類ずつくらいが良いでしょう。
例外として、きちんとした戦略があるのであれば、多くの教材を使っても問題ないと思います。「やみくも」という点が悪なのです。
その3:全パートを同じ優先度で勉強すること
TOEICにはリスニングパートが4つ、リーディングパートが3つと、計7パートありますが、短期でのスコアアップを図る場合は、各パートに優先順位を付けて、勉強時間の割り振りを工夫すべきです。
全てのパートに対して同じ優先度、勉強時間で取り組んでしまうと、各パートの勉強深度は相対的に浅くなります。
TOEICのスコアを短期で上げたいのであれば、スコアの上がり幅が大きいパートを集中的に強化すべきです。
例えば苦手なパートは上がり幅が大きいので優先的に勉強すべきです。また、設問数が多いパートもスコアアップの幅が大きいと考えられます。
リーディングパートよりもリスニングパートの方が上がりやすい傾向があるので、リスニングパートの強化に集中するという戦略もありです。
※この辺りの話は以下の記事でも紹介しているので、よければチェックしてみてください。

以上、偉そうに書きなぐりましたが、誰かの参考になれば幸いです。
現場からは以上です。
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