【賃貸】退去時にフローリングの傷はどこまで見られるのか

賃貸探し・引越し

賃貸物件を退去する際、床の傷や汚れは管理会社や大家から修繕を求められる場合があります。特にフローリングは傷が目立ちやすいため注意が必要です。

 

ここでは、賃貸退去時にフローリングの傷はどこまで見られるのかについて、最短2年に1回ペースで引越ししちゃっている私から、実体験をもとにまとめていきたいと思います。

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シフトスイッチ

IT系会社員。転勤族。最短2年に1回ペースで引越しをしているため無駄に引っ越しノウハウたまりがち。引越しは近距離から長距離まで、単身から家族単位まで一通り経験。意識高い系で資格試験も頑張りがち。取得済み⇒情報処理技術者試験(プロジェクトマネージャ、システムアーキテクト、ネットワークスペシャリスト他)、TOEIC900点、英検準一級、FP2級、証券外務員一種等。

退去時の傷確認の流れ

まず、退去時に管理会社によってどのように傷確認が行われるかについてですが、主に以下2パターンです。

 

立ち会いでの確認:管理会社の担当者と一緒に確認する
立ち会わずに確認:退去後に管理会社の担当者のみで確認する
※どちらになるか、または選択可能かについては管理会社によります

 

いずれの場合も、管理会社等の担当者が水回り含め一部屋ずつチェックしていきます。傷や汚れがあり、かつそれがあなたが付けたものである場合は、現状回復のための修繕費として請求される流れになります。

 

立ち会いの有無で確認内容にそこまで違いはありませんが、立ち会って確認する方が自分が付けていない傷・汚れ(前の住人によるもの等)の指摘に対する異議申し立てができるためおすすめです。

 

床の傷は多少のものであれば大丈夫

床の傷について、当事者であれば小さい傷でも気になってしまうかとは思いますが、ちょっと目立つ傷くらいであれば意外と見逃されることが多いです(管理会社等の厳しさにもよりますが)。

 

具体例として私のケースを列挙すると、以下のような床の傷は特段指摘が入りませんでした。

 

・5ミリ程度のえぐれ傷(物を落として床の表面が欠損)
・1~5ミリ程度のえぐれ傷×20ヶ所程度の集合傷
・3~5ミリ程度の凹み傷
・数センチ程度の擦り傷
※私の場合、子供がおもちゃを落として傷ができるケースが大半でした。

 

3~5ミリ程度の傷は結構目立ちますが、意外と指摘は入らず、修繕費の請求も一切されなかったです。

 

余談ですが、生活時は家具やカーペット等があり境界がはっきりしているため少しの傷でも目立ちますが、搬出後フローリングのみとなった際は、フローリングの色にもよりますが傷が周囲に紛れて目立たなくなるという発見もありました。

 

掃除をしておくとチェックが緩くなる?

これは完全に私の主観ですが、傷・汚れの確認が行われる前にある程度掃除はしておいたほうがよいです。というのも、掃除をしてきれいにしておいた方が傷・汚れチェックが緩くなる可能性があるからです。

 

理由は「人間心理」

例えばあなたがチェックする側だったとして「清掃されていない汚れた部屋」と「掃除されてぱっと見綺麗な部屋」があった場合、汚れた部屋の方が「ちゃんとチェックしなくては」と思いませんか?

 

逆に、ぱっと見綺麗な部屋であれば「ああ、多分綺麗に使ってもらってるから大丈夫そうだな」と思うかと思います。

 

そういった意味で、チェック前の部屋はできるだけきれいにしておいた方が無難です。

 

どちらかというと「水回り」がよく見られる

今回は床の傷について書いていますが、補足でお伝えすると、退去時のチェックはどちらかというと水回りがよく見られているように思います。

 

水回りでよく見られる箇所としては「ちゃんと水は出るか(トイレだと水が流れるか)」「水漏れはないか」「蛇口等の設備に破損はないか」等です。

 

水回りは生活するうえで欠かせない部分で、修繕の際も高額になることから、やはり厳しいチェックが入るのでしょう。

 

ですので、むしろ水回りで不具合が起きないように注意して生活しましょう。

 

掃除は「ぱっと見綺麗に見える」程度でOK

「傷・汚れチェック前は掃除しておいた方がよい」と前述しましたが、隅々まで掃除をするのはしんどいですし、なにより退去時に「清掃費用(クリーニング費用)」を支払っているはずなのでそこまでやる必要もないです。

 

ですので、傷・汚れ確認前の清掃は「隅々まできれいにする」のではなく「ぱっと見で綺麗に見える」を目標にするとよいでしょう

 

例えば以下です。

 

・目立つ汚れだけを拭き消しておく
・水回りだけ丁寧に掃除する
・玄関だけ丁寧に掃除する(第一印象になるため)

 

入居時は傷の確認と撮影を

退去時の傷確認に関連して一点お伝えしておくと、入居時の傷チェックと証拠写真撮りはやっておいた方がよいです。

 

というのも、前述の通り、小さな傷は意外とスルーされる(もしくは気付かれない)ため、逆に言えばもとからあった傷でさえもあなた付けたものと思われてしまうリスクもあるわけです。

 

そうならないよう、入居前もしくは直後に部屋内を一通りチェックして、少し目立つ傷・汚れがあった場合は写真を撮って証拠として残しておくべきです。

 

「入居前もしくは直後」としているのは「日が経つとあなたが付けた傷・汚れではない」証拠として弱くなるからです。「あなたが付けたのでは?」「引っ越し業者によるものでは?」という疑念の余地が入ってしまうため、できるだけ早い段階でチェックしておきましょう。

 

退去時まで気を抜かない対応を!

 

退去時の傷チェックは、管理会社や大家さん等とトラブルにならないためにも、しっかりと準備をしておくことが大切です。

 

傷・汚れチェックの流れの把握、事前の掃除などをしっかり行っておくだけでもスムーズな退去が可能になります。

 

退去時の傷・汚れチェックに不安がある場合は、管理会社や大家に相談し、適切なアドバイスを得ることも考えてみてください。正確な情報を把握し、適切な手続きを踏むことで、円満な退去を迎えることができます。

 

現場からは以上です。

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