長年いわゆる「TOEICer」であった私が、ふと「英検受けよう!」となり、「1級は絶対無理だからまずは準1級で!」という理由で英検準1級を受けたわけですが、受験を通して感じた英検準1級の難易度をまとめてみようと思います。
当時の私の英語力(TOEICスコア参考)
英検の難易度を語るに際して、そもそも英検準1級受験当時の私がどの程度の英語力だったのか、というのをお伝えしないとぱっとしないかと思います。
結論から言うと、当時はTOEIC700点台後半程度の英語力でした。
TOEIC界でいうと中級者って感じですかね。
(ちなみに英検準1級も無事に一発合格しております!)
ですので、この記事で語る難易度は、TOEIC700点台後半の人が感じる英検準1級の難易度、とお考えください。
英検準1級 各パートの難易度
英検にはリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4パートがあるわけですが、
それぞれの難易度を簡単にまとめたいと思います。
英検準1級のリーディングの難易度
難易度は「高」です。
英検準1級の長文は、TOEICで鍛えたリーディング力があればそこまで苦戦しません。難易度が高いのは語彙・文法問題です。TOEICでいうところのPart5です。
まず、知らない単語のオンパレード!TOEIC界から英検界に来た者が最初に経験する衝撃でしょう。笑
とりあえず語彙の強化をしないと歯が立たなかったので、私の場合は以下の参考書で鍛えまくりました。
英検準1級のリスニングの難易度
難易度は「かなり高」です。
おそらく英検準1級の試験のなかで一番難しいパートなのではないでしょうか。
出てくる語彙が難しい(というか馴染みが薄い)のはもちろんですが、なにより困惑したのは「選択肢を選ぶ時間が短い」ということ。
本文を聴く→設問を読む→回答する、というサイクルですが、「設問を読む」「回答する」フェーズの時間が非常に短い!!
考えている時間が、TOEICよりありません。TOEIC以上に(設問の)速読力と決断力が求められます。
TOEICでよくある「問題を取りこぼして焦る」が、増し増し状態で襲ってきます。笑
とりあえず私は以下の参考書で頑張りました。
英検準1級のライティングの難易度
難易度は「低」だと思います。
英検準1級のライティングは、ある程度書く型が決まっているので、その型を練習してしまえばどうにかなります。
大学や大学院で英語で論文を書くこともあるかと思いますが、それができている人であれば、なおさら楽です。
私の場合、ライティングにかけた勉強時間は、他のパートに比べてだいぶ少なかったと記憶しております。
英検準1級のスピーキングの難易度
難易度は「中」です。
ご存知の通り、スピーキング試験だけは二次試験なので別日に行われますが、私の所感では、一次試験に合格してから勉強を始めても十分間に合います。
配られたカードのテーマに沿って、即席で作ったストーリーを話すわけですから、試験そのものは簡単ではありません。
ただ、「採点が甘い」ように感じました。なので難易度を中にしています。
私の場合、試験直後は「う~ん、微妙ww」という手応えでしたが、結果的には、「32点/38点」と、まずまずなスコアが取れていました。
ですので、スピーキングでは必要以上に英語が話せる必要はなく、「必要最低限のことを正確にこなす」ことが重要と感じました。すごいふわっとした書き方ですみません。。笑
ちなみに私が当時使っていた参考書は以下の通りです。
最後に
TOEIC中級者から見た英検準1級の難易度についてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。
TOEICである程度のスコア(例えば730点以上)を出せている方であれば、英検準1級はそれほど無理な目標でもないと思うので、英語力を幅広く高めるという意味でも挑戦してみてはいかがでしょうか。
現場からは以上です。
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