確定拠出年金を頑張ったら運用利回りが上がった話【企業型】

確定拠出年金

こんにちは、シフトスイッチです!

 

確定拠出年金(企業型)知識0から運用利回りを4倍以上にできたので、備忘録としてやったこと等をまとめたいと思います。

 

気になった方は是非ご一読ください~

 

スポンサーリンク

確定拠出年金を頑張ろうと思ったきっかけ

 

まず、私が確定拠出年金(企業型)を頑張ろうと思ったきっかけについて簡単にまとめます。

「老後2,000万円問題」への不安

皆さんは2019年に金融庁が公表した「老後2,000万円問題」を憶えていますでしょうか。

 

老後の生活における不足額が2,000万円ほどになるというアレですが、メディアで大々的に取り上げられていたのでご存じの方も多いのではないでしょうか。

 

当時の私はこの内容に漠然とした不安を抱き、会社で導入されていた確定拠出年金を頑張ってみることにしたわけです。

知識0からひたすらトライ

確定拠出年金を頑張ってみようと思ったものの、マイページのアカウントが分からずログインすらできない状態でした。

 

いったい何から始めたらいいんだ!状態です。

 

そこからトライ&エラーを繰り返すことで少しずつ運用利回りを改善していきました。

 

私の運用利回り推移

 

さて本題に入ります。私が確定拠出年金を頑張る前と、運用後2年間の利回り推移をご紹介します。

 

頑張る前の運用利回り

簡単にまとめると以下の通りです。

 

頑張る前の確定拠出年金の状態

  • 運用利回り:1.6%
  • 投資資産配分:全て「定期預金」資産
    (いわゆる「元本確保型」資産)

 

当時の確定拠出年金ユーザの運用利回りの平均が1.7%程度だったので、平均以下ですね。

頑張り始めてから2年間の運用利回り推移

以下のグラフの通りです。

 

ご覧の通り、約2年後には運用利回りが7.3%まで向上しています。冒頭の通り4倍以上のアップですね。

 

ちなみに2020年前半頃に利回りが下がっているのは、新型コロナの影響で市場が荒れたためです。

 

確定拠出年金は「長期投資」前提なので、たとえ一時的に利回りが悪化しても焦る必要はありません。

 

運用利回りアップに向けた方針

 

まず、運用利回りを上げるうえで私がとった「方針」をまとめます。

 

箇条書きすると以下の通りです。

 

・「元本保証型商品」は避ける
・インデックス型の投資信託を選ぶ
・株式資産を多く組み込む

 

1つずつ説明します。

「元本保証型商品」は避ける

確定拠出年金で選択できる投資対象には、大きく分けて元本確保型商品」と「それ以外」があります。

 

元本確保型商品とは、文字通り「投資したお金は減らないよー」的な商品で、代表的な例でいうと「定期預金」が挙げられます。

 

リスク最小の商品ですが、リターンも非常に小さいため運用利回りを上げたい!という方には不向きです。

 

私も運用に本腰を入れる前は元本確保型商品100%でしたが、本腰を入れてからは0%(元本確保型商品なし)で運用していました。

 

インデックス型の投資信託が無難

というわけで、運用利回りアップに向けて元本確保型ではない商品を選択するわけですが、その中でも何を選べば良いのか。

 

正解はありませんが「インデックス型の投資信託」がおすすめです。

 

インデックス型の投資信託では、運用のプロが私達のお金を色々な資産に分散投資し、市場の動きに連動した運用をしてくれます。

 

それ故に、以下のようなメリットがあります。

 

インデックス型投資信託のメリット

  • プロ任せなので楽
  • 価値が市場の動きに連動するので分かりやすい
  • 比較的低リスクで運用できる

 

ちなみに私の場合、投資対象は全てこのインデックス型投資信託です。

株式資産を多く組み込む

インデックス型投資信託に投資することで、運用利回りアップの確率が上がりますが、インデックス型投資信託にも色々な商品があります。

 

その中で、運用利回りを上げるという観点では「株資産割合の多い投資信託程」を選ぶのが定石です。

 

一般的に、株式資産割合の高い投資信託ほどハイリスクハイリターンとなりますが、それ故に運用利回りを大きく押し上げられる確率も高まります。

 

運用利回り改善に向けてやったこと

 

運用利回り改善に向けてやったことは以下4ステップです。

 

ステップ1:投資資産配分を考える
ステップ2:「スイッチング」する
ステップ3:「配分変更」する
ステップ4:「マッチング拠出」する

 

1つずつ説明します。

ステップ1:投資資産配分を考える

まずは自分がどのくらいの運用利回りを目指したいかを考えて、その利回りを達成するための投資資産配分を考えます。

 

投資資産配分とは、文字通り「どの資産にどの割合で投資するか」ですが、私の例で言うと以下のような感じです。

 

日本株:30%
外国株:30%
日本債権:20%
外国債券:20%

 

ステップ2:「スイッチング」する

スイッチングとは、既に保有している商品を他の商品に切り替える(買い換える)手段です。

 

今持っている資産の一部を、別の試算に変える(スイッチする)ことができます。

 

【スイッチングの例】
100万円分の定期預金資産を投資信託に変えたい(スイッチしたい)場合、定期預金資産100万円分を投資信託に「スイッチング」処理する。
⇒この例では、定期預金資産が100万円分解約され、戻ってきたお金で投資信託を100万円分買うことになります。

 

スイッチングを行うことで、今の資産配分からステップ1で決めた資産配分に簡単に組み替えることができます。

 

特に元本確保型商品100%の方は、まずスイッチングで資産配分を大胆に組み替えることをおすすめします。

ステップ3:「配分変更」する

配分変更とは、毎月の投資予算の投資配分を変えることです。

 

【配分変更の例】
「月1万円を定期預金に50%、インデックス型投資信託に50%投資」となっている投資配分を、次月から「インデックス型投資信託100%」に変更する。
今どのような投資配分になっているかは皆さんが使われている確定拠出年金サービスのマイページで見れるかと思います。

 

この配分についても、ステップ1で決めた配分になるように設定すると良いでしょう。

ステップ4:「マッチング拠出」する

「マッチング拠出」とは、ものすごく簡単に言うと、企業型確定拠出年金のみに用意されている、拠出額を増やすオプションのようなものです。

 

会社が毎月出してくれる拠出額に加えて、加入者本人からも追加で拠出できる仕組みです。

 

マッチング拠出のメリット

マッチング拠出を行うメリットは、拠出額を増やせる≒将来もらえる年金額を増やせる可能性が上がること*です。
*投資対象や運用利回りによっては思ったよりも増えないことも当然あるので要注意です。

 

また、マッチング拠出にも所得税・住民税がかからないので、節税面のメリットもあります。

 

例えば月々5,000円のマッチング拠出を行った場合は年額6万円の追加拠出となりますが、仮に所得税+住民税が20~30%とすると、年1万2,000円~1万8,000円くらいの節税効果があるわけです。

 

マッチング拠出のデメリット

デメリットとしては、確定拠出年金全体の話でもありますが、拠出したお金は原則60歳まで引き出せないという点です。

 

「60歳まで使えないお金」になってしまうので、無理して拠出し過ぎると直近の(もっと言うと60歳に至るまでの)生活に影響が出ますので気をつけましょう。

 

確定拠出年金の勉強におすすめの本

 

確定拠出年金の運用を始める際は、知識0だったのでいくつか本を読みました。

 

確定拠出年金のことを深く知らなくても運用できますが、基礎を押さえておいた方が無難なので、皆さんも本等で学ぶことをおすすめします。

 

ちなみに私が読んだ中でのおすすめはこちら。確定拠出年金に取り組む上で必要な知識が分かりやすく簡潔にまとめられています。


基礎を知って、気長に運用!

 

確定拠出年金はちゃんと勉強すれば意外と簡単です。

 

また、長期投資前提なので、毎日株価の動きを気にしたり手を動かしたりする必要もないです。

 

なので、きちんと基礎をおさえつつ、気長に運用を楽しんでいきましょう!

 

現場からは以上です。

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
確定拠出年金
シフトスイッチの自分探しブログ

コメント

タイトルとURLをコピーしました